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亡くなった父への気持ち。忘れていた記憶を思い出したセッション

ロサンゼルス講習会に数年続けて参加。鍼灸師のNaomiさんのお話。


私がIntegrated Healingに出会ったのは、2016年。

Los Angelesでの講習会に初めて出た時でした。

その時にはまだ

自分がセッションを受けたこともなければ

Integrated Healingがどんなものか

よく分かっていませんでした。

ただ、人づてに

Integrated Healingとは

”潜在意識にアクセスすることで

問題の本当の原因がわかるメソッド”

だと聞いていました。

当時の私は

鍼灸師としてカラダの治療に専念しながらも

”痛みの原因は

カラダだけではなく

他にもあるのではないか。”

というジレンマを抱えていました。

治療の突破口を見つけたくて

講習を受けることにしたのです。

4日間の講習中の3日目

予想もしていなかった出来事が起こりました。

”インナーチャイルド”というテーマで

講習生同士、セッションをしていた時のこと

私の筋反射をとっていた

パートナーが言いました。

(尚美さんのインナーチャイルドは

お父さんとのことで

傷ついているみたいだね。)

その事がとても意外でした。

私は子供の頃からずっと

父が大好きだったからです。

(父とのことで確執になっていること?

何かなあ?)

と思いながら

セッションに身を委ねました。

次に、パートナーが

教科書を指差して言いました。

『このページにある、これね。

尚美さんのインナーチャイルドが

お父さんから

聞きたかったけど

聞けなかった言葉だって。

心当たりある?』

"I am sorry I don't make more time for you."

(もっと時間を作ってあげられなくて、ごめんね。)

そのメッセージを見た瞬間

涙があふれました。

まるで

亡くなった父が耳元で

ささやいてくれているようでした。

胸のずっと奥の方から

暖かいものがこみ上げたと同時に

すごくホッとしたのを覚えています。

嬉しいんだか

悲しいんだか

よくわからないけれど

ココロの何処かで

(分かってくれてありがとう〜)

って叫ぶ自分がいました。

その瞬間

ある出来事を思い出したのです。

それは

私がまだ5歳くらいだった時。

珍しく父が家にいて

母がでかけた日がありました。

出かける母は

罪悪感があったのか

『お父さんが遊んでくれるからね』

と言い残して、出かけました。

その言葉を真に受けた私は

(お父さんあそぼー)

と、無邪気にまとわりついたのです。

ところが

父は一緒に遊ぶどころか

私を怒鳴りつけました!

びっくり仰天した私は

大泣きし

ところが泣きじゃくる私を

父はさらに叱りつけ

ぷいっと

どこかに行ってしまったのです。

私はとことんがっかりし

ふてくされ

母が帰ってくるまで

押し入れにこもっていたのを

覚えています。

それ以来

”一緒に遊ぶ”ということを

父に対して、これっぽっちも

期待しない自分がいました。

今思えば

珍しく平日から家にいた父は

おそらく

体調が悪かったのかもしれません。

けれど、

子供の私には

そんな些細な出来事が

”インナーチャイルドのトラウマ”

になったのだなと

Integrated Healingの

セッションで、初めて気が付いたのです。

ーーーーーーーーーーーーーーー

高度経済成長時代を駆け抜けた父は

確かにいつも忙しい人でした。

父と言えば

家にいないのが当たり前!

珍しく家にいても

好きなテレビをみて

好きなゴルフをして

自分の好きなことを

優先する人でした。

破天荒で

時にわがままで

でも

自分の好きなことを

無我夢中で追いかける

子供のような父が

大好きでした。

そんな父は

私が鍼灸学校を卒業する直前に

白血病で亡くなりました。

病院に運ばれた時

母から連絡を受け

慌てて飛行機を予約し

翌朝、LAを発ちました。

亡くなったことを知らないまま

自宅に着いた時

玄関先にたくさんの人の靴と

奥の和室に横たわる白い布が見えた瞬間

最愛の父が亡くなったことを知ったのです。

死に目に合わなかったおかげで

私は今でも

父が亡くなったような気がしません。

むしろ

いつもそばで見守ってくれているような

そんな気がするのです。

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